この冬、大切な人への特別な贈り物を包む、
期間限定の
スペシャル・ギフトボックスが登場します。
ヒポポタマスが選んだのは、
クラシックなペイズリー柄。
花に葉、ツルや種子、原生動物といった
生命力あふれるモチーフをグラフィカルに表現。
寒い季節だからこそ選びたい、
力強いデザインが完成しました。
バンダナやスカーフ、インテリアにと、
今やさまざまなテキスタイルに見ることのできる
ポピュラーな柄ペイズリーですが、
それだけに、起源を意識しないできたかもしれません。
知っているようで知らない
ペイズリーの世界について考えてみましょう。
きっと、もっと身近に感じられるはずです。
ペイズリー文様とは、先端が片方に曲がったしずく形の文様のこと。今から200年ほど前、このペイズリー柄のショールをまとうことがヨーロッパ貴族の女性たちの中で流行しました。それは、インド北西部・カシミール地方に生育するカシミヤ山羊の毛糸を染め、織りや刺繍で模様を施したカシミヤ・ショールで、北インドの大帝、アクバルが遠方の国へ贈答したことが流行のきっかけだと言われています。当時描かれた位の高い女性の肖像画には、必ずといっていいほど、ペイズリー柄のショールを見つけることができます。シンプルなドレスをオリエンタルなペイズリーで“ハズす”のがトレンドだったようです。
高級なカシミールショールを輸入していたヨーロッパですが、その人気はどんどん高まり、需要も多くなる一方。なんとか自分たちで生産できないものか…。そこで、手織りだったショールを、機械織りで大量生産に成功させたのが、スコットランドで繊維産業が盛んだった都市ペイズリー(Paisley)。その後100年にも及び、世界最大の規模でショールが織られ、いつしか柄そのものがペイズリーと呼ばれるようになったというわけです。
さて、どこか神秘的で人の心をとらえるペイズリー模様。一体何を表しているのでしょうか。似た模様は古代から見受けられますが、17世紀はじめごろには、インドのカシュミールショールに、整ったしずく模様が織られているのが見つかっています。そのモデルには諸説あります。一つは「ボテ」と呼ばれる可憐な草花模様。また、古来の人々が描いた、樹木崇拝の象徴である空想上の植物“生命の樹”という説。その他に、ゾウリムシやミドリムシ、種子だとする学者も。これらのモチーフが合体し、洗練されていったのではないか、という記述も見られます。いずれにしろ、自然を讃える畏敬の念によって誕生したモチーフであることは間違いないようです。
インドの伝統文様から、ヨーロッパでの流行。そしてアメリカンカジュアルへ。それぞれの土地で独自のニュアンスが追加され、普遍的なデザインに進化してきたペイズリー。今もなお私たちの心を惹きつけてやみません。
この冬の特別な贈り物に、
期間限定のスペシャル・ボックスをお楽しみください。
自然を讃えるペイズリー柄が、
ヒポポタマスのギフトを鮮やかに彩ります。