「jonnlynx」デザイナー・ディレクター/林真理子さん

INTERVIEW

Mariko Hayashi

「jonnlynx」デザイナー・ディレクター/林真理子さん

ヒポポタマスを愛用する方々のライフスタイルにスポットをあてたインタビュー企画。豊かな暮らしに一歩近づくヒントを発信。

ファッションブランド「jonnlynx(ジョンリンクス)」を手がける林真理子さんの住まいは、樹木に囲まれ、小川が流れる自然豊かな環境にある。大きな窓からその景色を望むことができ、室内には丁寧に選び抜かれたセンスあふれるインテリアや小物が並んでいる。流れる空気はやわらかく、どこか懐かしさを覚えるような穏やかな空間だ。

そんな暮らしを楽しむ林さんに、日々を豊かにする感覚やモノ選びの軸についてお話を伺った。

Index

    1.自然や旅から得るものとは?

    自然や旅を通して得た感覚が
    暮らしをより豊かにする。

    20代前半でサーフィンを始めた林さんの暮らしは、つねに自然と共にある。しかし、20代後半の数年間だけは、夜の街での出会いや賑わいに価値を感じ、波から離れていた時期があったという。

    「仕事をもっと頑張りたいと思っていた時期で、ファッション関係の人たちと出会うことや、賑やかな場に身を置くことに価値を感じていました。でも、夜遊びの後に残る余韻と、自然で過ごした後の余韻は、心地よさがまったく違う。一度離れて、本当に面白いことは自然の中にしかないと気づき、またサーフィンを再開しました。

    自然に身を投じると、それだけで満たされるし、毎回新しい発見がある。『まだこんな景色を見せてくれるんだ!』といつも新鮮な気持ちにさせてくれます。感覚が研ぎ澄まされ、自分の感情にも素直に気づけるようになるんですよね」

    週に1〜2回は海へ。サーフィン歴20年以上の林さんにとって、波に乗ることはライフワークのひとつ。
    海へ出かける日には欠かせないミニバスタオル。薄手でかさばらず、乾きが早いからサーフィンにぴったり。

     

    自然の中で過ごす時間と同じように、旅先での出会いもまた、新しい感覚を開く大切な体験だと語る林さん。

    「まだ見たことのない景色や文化に触れたいから、旅先も観光地や大都市ではなく、あえて未知の場所を選ぶようにしています。少し前にエチオピアを訪れたのですが、そこで教育の大切さを改めて痛感しました。教育を受けられるかどうかで未来が決まってしまう環境があり、文字を読み書きできることがどれほど貴重かを知ったんです。そうした経験は子どもと向き合うときにも生かされますし、私たちが当たり前に思っている環境を改めて大切に感じるきっかけにもなりました」

    旅先で出会ったものをディスプレイしているお気に入りのスペース。プリミティブなデザインが空間に温かみと遊び心を添えている。

     

    2.心地よさを保つための習慣

    心身のバランスを整える秘訣は、
    “いちばん心地よい状態”を覚えておくこと。

    自然の中で研ぎ澄まされた感覚は、日々を心地よく過ごすための工夫にもつながっている。

    「一年に数回ほど、すべてが整う日があるんです。空気が澄んでいて、気持ちも軽くて、なんだか世界がうつくしく見えるような── そんな日の自分を五感すべてで覚えておく。そうすると、気分が乱れたときにすぐ自分の変化に気づけるんです。

    例えば車の運転でイライラしたときも『あ、いま怒ってるな』と気づける。そうして自分のイライラに気づいたらお香を焚いたり、ストレッチをしたりして感情を沈めています。一番いいときの状態に、意識して戻していくような感覚。それができるようになってからは心地よい時間を増やせるようになりました」

     

    林さんにとって、家で過ごすひとときもまた、心を整える大切な時間だ。

    「リビングのソファで外を眺めながら、ただぼーっとするのが好きなんです。気づかないうちにすごく時間が経ってることも結構あります。予定を詰め込みすぎず、余白を持つことを大切にしていて、ただ時間を過ごすことが私にとってはメディテーションのような役割になっています。子どもも影響されているみたいで、一緒によくぼーっとしています(笑)」

    部屋の中で一番お気に入りの場所だと話すソファーからは、自然を眺めることができる。オーガニックコットン&バンブーのタオルケットは、リラックスタイムや寝るときの必需品。
    子どもが生まれてから欠かせない存在になったハンドタオル。やさしい肌ざわりが安心感を与えてくれる。

    3.「好きなものだけ」を選ぶ暮らし方

    30代から始めた「好きなものだけ」に
    囲まれた暮らし

    「ちょっとしたものでも、できるだけ探すようにしている」と話す林さん。インテリアや日用品も、できる限り自分の感覚にかなうものを選んできたという。

     

    「30代を過ぎてからは、好きなものしかそばに置きたくないと思うようになりました。間に合わせで買うのではなく、長く使えるものを選びたいし、すぐ捨てるようなものは買いたくない。それでも飽きがきてしまったときは、次の人にバトンを渡せるようなものがいいなと思っています。家具やインテリア、食器なども作家さんやデザイナーのものを選ぶようにしていて、循環させていけるのがいいんですよね」

    こうした基準は、肌に直接触れる日用品にも自然と表れている。

    「自分の作る服でも着心地や触り心地にはこだわっています。やっぱり、肌に触れるものは心地よいものであってほしいから。リラックスしたいときに、触れるものがガサガサしていたら落ち着かないですよね。日々の安らぎをつくるためにも、そういう感覚は大事にしています」

    最近のお気に入りは、ヒポポタマスのルームシューズとミニバスタオル。

    「ルームシューズはクッション性があって本当に快適。履いていてもストレスがなくて、なんなら裸足よりも気持ちいいくらい。もう自分の足みたいに馴染んでしまって、なくてはならない存在になっています」

    以前は家の中でもビーチサンダルを履いていたという林さん。いまはサンダル型のルームシューズが欠かせない存在に。

    「ミニバスタオルは、最初に見たときは薄いかなと思ったけれど、使うほどにふわっとしてきて心地いいんです。乾きも早いから嫌な臭いも残らない。お風呂でもサーフィンでも、このタオルじゃないと安心できません。誰かに使われたら『それ、私のタオルなんだけど!』って(笑)。家族で取り合うほどお気に入りです」

    全身をしっかり拭けるサイズ感と、軽くて持ち運びやすい手軽さがうれしい。毛足が長く、吸水性にも優れている。