VOL. 019

Hippopotamus 15th Anniversary
ヒポポタマスとそのエッセンス

UPDATE

わたしたちヒポポタマスは2022年6月に15周年を迎え、設立当初から現在に至るまで、ふたつの軸を大切に育ててきました。まるで旅先で出会う景色のような、大胆で印象深い色使い。そして、使う人を選ばない、肌にも地球にも優しい製法でつくられた上質素材。この双方を兼ね備えたタオルこそ、ヒポポタマスのエレガントさを表しており、私たちが誇る価値そのものなのです。今回はヒポポタマスのタオルの誕生秘話をご紹介します

【HIPPOPOTAMUS|ヒポポタマス】 Hippopotamus 15th Anniversary |ヒポポタマスとそのエッセンス

今までにない色が、タオルのステレオタイプを壊した

生成りや白が多かったオーガニックタオル市場に一石を投じるべく誕生したヒポポタマス。実は、ブランドの立ち上げより以前から、カバのロゴだけが存在していました。子どもの頃から大好きだったカバをモチーフにしたブランドをつくりたい。それも日本のクラフトマンシップの素晴らしさを生かせるものを。そんな想いで日本中を旅していた代表・左舘。いろいろなモノと出会う中で、パリ生まれ、パリ育ちの左舘が面白いと感じたのが、引越し先でタオルを贈るという日本の習慣。しかしどうしてか世に出回るタオルは白ばかり。芸術品に昇華させた美しい色のタオルをつくりたい。そして、贈りたい。ヒポポタマスの理想のタオルづくりは、ステレオタイプを壊すことからはじまりました。

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フワフワなのにさらっと。秘密は“二種のブレンド”

まずは基盤となる素材選びから始まります。さまざまな素材を模索したのちに、辿り着いた答えは「二つの素材をブレンドし織り合せる」という方法。オーガニックコットンとバンブーレーヨン、これらをバランス良く織り合わせることで、理想のタオルに仕上がりました。まずは肌あたり抜群の柔らかさと吸水性を保つオーガニックコットン。そして、さらっと肌に張り付かず、よく乾くバンブーレーヨン。どちらかではなくブレンドすることで、独特の爽快感を感じる拭き上がりに。さらには後染めする際に、素材の違いで色に濃淡がつくこともわかりました。これが、まるで霜降りのようなヒポポタマスタオルの奥深い色味を出すことにつながったのです。

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赤ちゃんが口に入れても安全な仕上がりに

課題はまだ続きました。いくら鮮やかなカラーが美しいといっても、肌に優しくなくては意味がありません。贈答品として使うタオルですから、赤ちゃんや子どもが触れる機会も多いでしょう。そこで、赤ちゃんが口にしても大丈夫なレベルを目指し、ヒポポタマスタオルは「エコテックス®︎スタンダード100」を取得。これは、国際的に認められている繊維の安全証明。350種類以上の有害物質が含まれていないことを証明するものです。その中でももっとも厳しい基準のクラス1の認証を得ることができました。

ヒポポタマスタオルを製造している今治の工場では、地下天然水で洗う行程を5時間以上もおこなう他、その工程で生まれた汚水に関しても、バクテリア処理を施してから瀬戸内海に戻しています。さらに、糊付け加工を行っていませんので、お手元に届いた瞬間からすぐにお使いいただけます。自宅で使用するのはもちろんのこと、大切に想う相手にも喜んでいただけるタオルが、こうして完成しました。

ひとにも、地球にもやさしいものづくり。それがヒポポタマスの信念なのです。

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