VOL. 042
タオルの寿命っていつだろう?
UPDATE
日々の暮らしに欠かすことの出来ないタオル。
タオルを新しく取り替えるごとにその気持ちの良さに感動させられますが、皆様は普段どの程度の間隔で交換されていますでしょうか?
今回はタオルの寿命や、適切な交換のタイミングについて紹介したいと思います。
1. タオルの寿命とは?
食品などとは異なりタオルには明確な消費期限というものはありませんが、タオルが本来持つ快適な機能が損なわれた時が寿命であると言えるでしょう。
タオル寿命の長さは使う頻度や用途、使用されている繊維、お手入れの仕方によって変化し、その判断基準も人それぞれではありますが、コットンなどの天然繊維が主のタオルであれば洗濯回数でおよそ30回〜40回程度と判断されることが多いようです。
2. タオルを交換する5つのサイン
タオルを交換する目安として代表的な5つのポイントをご紹介いたします。
個人によってお好みの差異はありますが、④と⑤はお体に関係するサインですのでぜひご注目ください。
①ふんわり感が無くなったとき
タオルのふんわり感を演出している表面上のパイルが度重なるお洗濯によりゆっくりと痩せていき、タオルのボリューム感が失われていきます。
②肌触りがゴワゴワしてきたとき
多くのタオルに主として使用されているコットンは天然繊維ですので、使っていく中で徐々に硬くなっていきます。これが肌触りのゴワゴワしてしまう一因です。
③お水を吸いづらくなったと感じたとき
タオル表面のパイルはお洗濯を重ねていく中で痩せていくと同時に、脱毛していきます。それと同時に吸水力が落ちていってしまいます。
④洗っても落ちない黒ずみがついているとき
主にカビの繁殖が原因の黒ずみがタオルに現れ、洗濯でも落ちないことがあります。 放っておくと健康被害にも繋がり兼ねませんのでご注意が必要です。
⑤洗っても取れないニオイがあるとき
雑菌の繁殖により生乾き臭が何度お洗濯しても取れなくなってしまった状態です。
3. タオルを長持ちさせるコツ
タオルの寿命が30回〜40回は短過ぎる…と思われた方も多いかもしれません。
そこでちょっとした一手間をかけることでタオルの寿命を延ばすことができるだけでなく、交換する直前まで気持ちよくお使いいただくコツをお伝えしたいと思います。
①お洗濯の際はタオルをネットに入れてたっぷりのお水で泳がせるように洗う
衣類などと一緒にお洗濯する際、摩擦での磨耗や衣類の金具などにタオルのパイルが引っかかり糸伸びすることを防ぐため、タオルをネットに入れ、多めのお水で泳がせるように洗うことでタオルの風合いが長持ちします。
②柔軟剤は適度に使用する
過度な柔軟剤の使用は吸水を阻害するだけでなく毛羽落ちを促進させますので、タオルが硬くなったと感じられたとき、適量を守りご使用いただければしっかりとお水を吸う状態で長持ちしてくれます。
③お洗濯後の乾燥は天日干しではなく陰干しで、乾燥機は控えめに
天日干しは繊維を硬くし、高温を浴びる乾燥機はタオルを著しく劣化させますので理想の干し方としては4時間以内の陰干しで7割以上の水分を飛ばし、仕上げとして短時間だけ乾燥機を使用するのがオススメです。
またその際は詰め込み過ぎると摩擦により磨耗してしまうので、こちらも適量をお守りいただくことが大切です。
4. Hippopotamusのタオルの柔らかさが長持ちするワケ
Hippopotamusのタオルの多くは表面パイルの一部にバンブーレーヨンが使われています。タオルによく使われているコットンは天然繊維ですので、使っていく中で硬くなってしまう事は仕方のないことと言えます。その反面バンブーレーヨンは硬くなりにくく、「カシミアの肌触り」と言われるその柔らかさが保たれる特長を持ちます。
Hippopotamusのタオルが「50回以上使ってもタオルが柔らかいまま」と言われる理由がここにあります。
タオルの寿命や交換時期その見分け方について触れてきましたが、人によってその価値は様々です。 交換時期を前もって「1年」と決められる方もいらっしゃるように、ご自身に合った判断基準を設けられるのも一つのやり方かと思います。
ちょっとした一手間でタオルの風合いを長持ちさせつつ、そのタオルに見合った適切なサイクルで交換し、常にフレッシュなタオルの気持ちよさを味わっていただければ何よりです。